皆楽園で働く先輩たちが、「これから介護・福祉の仕事をめざす人のために」と仕事について語ってくれました。 あなたの参考になれば嬉しいです。
※インタビュー内容は取材時の時のものです
高校3年になっても特に進路を決めずになんとなく学校の先生になりたかったんです。
でも、大学進学のために内申書の成績が重要だということで、友人と一緒に皆楽園にボランティアをしに来たのが福祉の世界に入るきっかけになりました。
その時に入所者のみなさんの笑顔と幸せそうな雰囲気とあまりの居心地の良さで、ここで仕事がしたい!と思いました。
それで、福祉の専門学校に行くことにしたんです(笑)
つまり、普通の人と順番が逆なんです。
現場というか利用者の皆様と接しているのが毎日楽しいです。
先輩を含めた職場の環境もそうなんですけど、今の現状にすごく満足していてステップアップが考えにくいんです。
本来なら、現場⇒ケアマネージャーという流れになっていくんですけど、どうしても現場が大好きなんです。
毎日利用者様のお世話をしながら過ごしているのはもちろん、イベントの企画や実行などに忙しい時もありながら、日々仕事をしています。
次はどんな企画をしようか、どうやって利用者が楽しく過ごしていけるのかを考えているのが楽しいです。ずっと続けたいと思ってます。
介護福祉士の資格を取得して短大を卒業した私は、迷うことなく介護の道に進みました。
介護の仕事の魅力は、ご利用者一人一人の気持ちを汲み取り気づいてあげることでとても喜んでもらえることです。
ご利用者の笑顔やありがとうの言葉が仕事のやり甲斐です。
卒業後いくつかの職場を経験しましたが、私が今勤める打田皆楽園はスタッフ同志の雰囲気も良く仕事をしやすい環境で、結婚・出産してもここで仕事を続けて行きたいと思っていました。
現在私は、皆楽園入職後長男を授かり、産休・育休を経て1日6時間、週5日の時短勤務で職場復帰しています。
家族が増え経済的な必要性もあり、また、介護福祉士としてのキャリアを中断したくないとの思いから、法人の運営する企業主導型保育所(にじいろ保育園)へ子供を預け仕事を継続しています。
祝日、土曜日の営業や開園時間、体調不良児保育など、そして何より保育料がとても安く、福祉従事者に配慮した運営は大変助かっています。
また、にじいろ保育園の園長は法人の高齢者施設で管理者をされていた方なので、介護の仕事の理解も深く、子育てしながらこの仕事に就く私たちの気持ちもよく分かってくださるので大変心強いです。
子供と一緒に出勤し、仕事が終わったらお迎えに行き、家に戻ると家事や育児など大変なところもありますが、子供の成長を見る喜びと職場の理解・協力のもと子育てと仕事の両立を図っています。
就職にあたっては、人と直接かかわる仕事がしたいと考えていたところ、介護の仕事をしている姉の薦めもあって、この仕事を選びました。大学で学んだ生物学の知識を活かせると思ったこともポイントでした。
会社説明会に参加し、採用後の人材育成のしくみや資格取得サポートが充実している点に魅力を感じたので皆楽園に応募しました。
特別養護老人ホームは寝たきりの方が利用されているイメージを持っていたのですが、意外と元気な方が多いのには驚きました。私の所属するフロアの介護スタッフは経験豊富なベテランの方ばかりです。
みなさんが介護に対する熱い思いを持たれおり、色々な考え方に触れることができるので勉強になります。
わからないことは気兼ねなく質問でき、丁寧に教えていただけます。
採用半年後から夜勤を始めることになったのですが、慣れるまでは先輩が一緒に付いてくれたので不安を感じることはありませんでした。
寝たきりの方の機械浴など、新しい業務に携わるときは、時間をかけて指導し見守っていただけるので安心できます。
恵まれた環境で仕事させてもらっていると思います。
試行錯誤の末の達成感
レクリエーションを週3回程度担当しています。
多くの人に楽しんでいただく内容にするにはどうすればいいのか、インターネットや本で調べるなど、試行錯誤の連続でしたが、今では、ご利用者の好みや状態に合わせ一緒に楽しめる内容を考えることができるようになってきました。
年末には、クリスマス会の企画運営を先輩と一緒に担当する機会をいただきました。
四季折々に行う大イベントでもあり、いつも以上に気合いを入れて考え、時間をかけて作り上げました。
ご利用者が楽しんでいる表情や「楽しかったよ」「ありがとう」と言っていただいたときは本当に嬉しかったです。やはり「ありがとう」と言っていただくと喜びを感じますし、やりがいになります。
この仕事を選んで本当に良かったと思います。
大切にしていること。「思いやり」と「敬意」
仕事で大切にしていることは「思いやり」と「敬意」。
ご利用者への挨拶は自ら率先して明るく元気に声かけするように心がけています。
おしぼりやコップなど、物を手渡すときは必ず両手を添えるようにしています。
日常の些細なことかもしれませんが、丁寧さは忘れないようにしたいです。
ここ数年は、色々な業務を通して、経験を積み重ね、介護の技術を高めて、様々なケースに対応できる専門職になるための基礎を身につけていきたいです。